大人の修学旅行

【大人の修学旅行(9)稚内~礼文~利尻】② 岬巡りとグルメを求めて

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今回は前回に引き続き、大人の修学旅行、稚内・利尻礼文編です!前回のブログをまだ見ていない方はこちらからご覧ください。さて、少し無謀と思われた稚内到着日のゴルフも順調にプレイを終え、稚内市内観光へと続きます。

今回の旅のスケジュール

1日目 羽田空港→稚内空港出発
稚内空港すぐで便利!ゴルフ@稚内カントリークラブ
HOTEL TRUNK WAKKANAI チェックイン
稚内の「最北端じゃない方」ノシャップ岬観光
蛸しゃぶが絶品!夕食処「車屋 源氏」
2日目 日本最北端の地「宗谷岬」観光
稚内港→礼文・香深港までフェリー移動
絶景!レンタカーで礼文観光
礼文・香深港→利尻・鴛泊港までフェリー移動
アイランドインリシリ チェックイン
3日目 2度目の訪問!レンタカーで島一周、利尻観光
利尻空港→新千歳空港→羽田空港到着

稚内の「最北端じゃない方」ノシャップ岬

ゴルフを終えて向かった先はノシャップ岬。こちらの岬、実際に訪れるまで「のさっぷみさき」だと思い込んでいました。以前訪れた根室半島の先っぽも「のさっぷみさき」。あれれ。根室半島の先端=納沙布岬(のさっぷみさき)、稚内の最北端”じゃない方”=野寒布岬(のしゃっぷみさき)です。野寒布を「のさっぷ」と読んでしまい勘違いしておりました。「最北端」ではありませんが、稚内の街中に近いのでアクセス良好です。

ノシャップ岬は夕陽がとても美しい!イルカちゃん(写真)もいます!ですが、なぜか臭い。(夏だから?:真相は不明)海向こうの利尻富士と夕陽は目には美しく焼き付きますが、悪臭も鼻に突き刺します!

稚内市内の宿泊:HOTEL TRUNK WAKKANAI

ノシャップ岬を観光し、今回の宿「HOTEL TRUNK WAKKANAI」にチェックイン。昨年経営が変わりリニューアルしたそうです。ゆえに館内もお部屋もリノベーションされています。稚内駅から徒歩5分とアクセスも抜群。ゴルフでのいくばくかの汗とノシャップ岬で浴びた潮風(よりも異臭?)を洗い流すべく、大浴場でひとっ風呂浴び、あらかじめ予約していた夕食処へと向かいました。

蛸しゃぶが絶品!夕食処「車屋 源氏」

予約していたのは「車屋 源氏」という夕食処。お店の人にオススメをうかがったら予想通り「蛸しゃぶ」押しです。東京では滅多にお目にかかれないので注文必須ですね!鍋に入れて蛸を”しゃぶしゃぶ”と泳がせるといっきに縮みます。食べごろになるころには半分以下のサイズ?旨みが凝縮されます。〆のラーメンも付いています。

つけ汁はポン酢と胡麻だれのミックスのような味。蛸にももちろん合いますが、レタスやエノキとの相性は抜群です。蛸しゃぶ以外にも海の幸をたくさんいただきました。

蛸しゃぶ以外のお料理も海の街ならではの美味しさでした。ちなみに、ここで丁寧な接客をしてくれた方は社長さん。こちらからの質問(間違いなく注文したほうがいい逸品など)に答えてくれて、「街」のこと、「北海道の中での稚内の立ち位置」など、商工会議所などに所属されて地域で活動・活躍されている方ならではの情報をいただきました。

人生で一度は訪れたい!日本最北端の地「宗谷岬」

2日目になり、まずは一番の目的である宗谷岬へ。現在、一般人が訪れることが出来る日本の端っこ(領土)としては「最北端」のここ「宗谷岬」(実際にはその先の岩礁らしい)と、「最西端」の「与那国島」(これまた実際にはその先の岩礁らしい)の記念碑でしょう。昨年は念願叶い、この2つの「端」を訪問出来ました。最西端は娘と、最北端は友人と。さすがに一人で訪れるのは寂しいし、記念撮影にも困るので(笑)しかしながら、「最東端」と「最南端」の訪問は私の生涯では難しいでしょう。かなり無理をすれば「最東端」の南鳥島は可能でも、「最南端」の沖ノ鳥島は絶望的。人は住んでいないし、滞在は不可能。…あきらめます。

余談ですが、上記の4カ所が「端」ではない時代もありました。明治維新から太平洋戦争終結時までにおいて、最北端はカムチャッカ半島の手前までの「千島列島先端」、最南端は現在の「ミクロネシア連邦の南端」、最東端は現在の「マーシャル諸島の東端」、最西端は「西鳥島」とよばれた現在のベトナム実効支配の「南沙諸島」。これらがかつて「日本」だったかと思うと感慨深いです。

宗谷岬の見どころ①日本最北の地の碑

宗谷岬の見どころといったら、改めていうまでもないのですが、やはり「日本最北の地の碑」です。宗谷岬を訪れたらみんなここで記念写真を撮りますよね。この日はお天気にも恵まれて、いい写真が撮影できました。たくさん写真を撮ってから、そのほかの見どころも観光します。

宗谷岬の見どころ②世界地図に名を残す人物 間宮林蔵像

探検家・間宮林蔵の像です。唯一日本人で世界地図に名を残す人物であることは有名ですね。高さ2メートルに及ぶ像は樺太(現在のサハリン)を見渡すように立っています。

宗谷岬の見どころ③日米合同で建立された平和の碑

次は平和の碑。太平洋戦争中、宗谷岬沖で起きたアメリカ船と日本船の撃沈で亡くなった方を慰霊して、初めて日米合同で建立された記念碑だそうです。せっかくなら、最北端の地の碑、間宮林蔵像とあわせて訪れたい場所です。

宗谷岬の見どころ④風力発電群(宗谷岬ウインドファーム)

最後は宗谷ウィンドファーム。空旅写真館にも載せましたが、稚内空港に着陸する間際に見えたものです(まだ見ていない方はこちらから)。広大な敷地に全57基の風力発電基が設置されています。こちらも宗谷岬を訪れたら見たい景色です。

おまけ:オフショット

まとめの前にちょっとおまけショットを。せっかくはるばる北海道にやってきたのです。北海道「っぽい」「ならでは」「らしい」景色といえば「広大な大地」でしょう。そこには地平線のかなたまで続く大平原だったり、畑であったり、真っすぐな道だったり。そんな真っすぐな道を発見したので車を降りて道路の真ん中に立ちました。もちろん仁王立ちです。こちらの御仁は「見返り」ショットですが…

この道はノシャップ岬方面に向かう途中で、海岸線を少し逸脱して丘陵地帯を走行しています。その間、草原とその草を食べている牛に出会います。牛を飼育している畜産農家も目につきます。さわやかな北海道、稚内の涼やかな風を感じるため車の窓を開けたいところですが、なかなかの「臭い」が入るため断念。でもこんな景色、北海道ならでは!

まとめ

1日目後半〜2日目前半をご紹介しましたがいかがでしたか?「領土」としての「端」めぐりは冒険心を掻き立てられます。過去には四国「最西端」である佐田岬や「最南端」である足摺岬なども訪問済み。なぜか「端」に惹かれます!城・名物料理など、その県や市町村の中心地を訪れた「次」は「端」を目指します。そのようなわけで稚内の次は北海道の離島2つを訪れ、その島の「端」も訪れます。次回もお楽しみに!ちなみにノシャップ岬もそうでしたが、宗谷岬周辺の海も残念ながら臭います。時勢がら、マスクが役に立ちました(笑)季節的(夏)ものかもしれませんが、今後訪問される際には記憶に止めておいてください!

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