大人の修学旅行

【大人の修学旅行(5)~穴場スポット編~】北海道 帯広・十勝

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北海道の旅というと旅先に札幌を考える人が多いかと思いますが、私は、帯広や十勝方面が北海道っぽくていいと思いますね。
黒い土の畑があったり、緑の畑があったり、茶色の畑があったり、空から見るとカラフルで、単にだだっ広い大地ではなく、畑が広がっていることに北海道っぽさを感じるんです。

北海道土産で有名な六花亭の「六花の森」

十勝空港からすぐ、1時間以内の距離に、いくつものガーデンが点在しています。
あの辺りはとてもすばらしいガーデンが揃っています。美しい庭園やきれいな建物があったり、彫刻が展示されていたり、小川が流れていたり、花が咲き誇っていたり、自然を生かしたガーデンがたくさんあるんですね。

そんなガーデンのひとつに、「六花の森」があります。有名な六花亭のお菓子がおいしくて、すごく好きだから行ってみようか、というきっかけで訪れてみたらとても良かったです。

六花の森

六花亭の世界観が丸ごと楽しめる空間が広がっています。
花柄の包装紙に描かれているような草花でいっぱいの庭園はもちろん、六花亭のスイーツを楽しめるカフェもあり、散歩しながら楽しむにはとてもいい環境です。なお、敷地内は、とても広いので、ゆっくり回ると2時間くらいはかかります。

十勝のグルメは豚丼

北海道全体としてはカニなど海産物グルメのイメージがありますが、十勝は特に平野で酪農が多いこともあり、豚丼がイチオシです。
今回は、数ある有名店のなかで、「十勝豚丼いっぴん」で食べました。

豚丼

豚丼のほかにもジンギスカンもおすすめです。
もちろん、新鮮なミルクなど酪農素材を使った、さまざまなスイーツも本当においしいと思います。

タウシュベツ川橋梁の絶景を楽しむ

タウシュベツ橋

次に紹介するのは、タウシュベツ川橋梁です。
帯広から十勝を抜けて北の方に行くと、標高が少し高くなったところに、糠平(ぬかびら)という地域があります。昔、このあたりに鉄道が通っていたのですが、現在は廃線になってしまっています。この地を大切にとっておこうと保存されているコンクリートのアーチ橋があります。

冬に近づくにつれて水位が下がり現れる橋は、幻の橋と呼ばれる絶景スポットのひとつ。糠平は10月半ば頃から、朝の温度が氷点下になるそうです。そういうレベルの寒さになるからこそ、風がないときは水面が鏡面となり本当にキレイで美しい光景を作りだします。

タウシュベツ橋

タウシュベツ川橋梁へは、糠平町に宿泊して、翌朝出発します。車で約30分移動したら、そこから先は徒歩で15~20分ほど歩くと橋の近くまで行くことができます。
糠平町は民家が数軒ほどの小さな集落です。宿のすぐそこに鹿がいたり、リスがいたり、自然もたっぷりで素敵なところです。

糠平の鹿

ツアーが実施されているので、必ずツアーで参加することをおすすめします。クマがでることもあり、道中も危険な道があるので、ガイド付きのツアーに参加するのがいいですね。

※ツアー申込先:NPOひがし大自然ガイドセンター
http://www.guidecentre.jp/

私自身、朝早く起きてツアーに参加したのですけど、廃線マニアにはうってつけの場所であり、また、素晴らしい景色でしたね。こんなところにまで行かないと見ることができない風景。
自然の中に人工物がひょこっと出てくる、この朽ち果てそうな、この雰囲気が何とも言えない感じで本当によかったです。

タウシュベツ橋

なお、コンクリート製の橋なので、水の影響を受けて、かなりボロボロになってきています。大切に守られているけれど、いつ崩れるかわからない。そんなところも魅力なのかもしれません。
とても気に入ったので、実は1年の間に2度行きました。これは家族を連れて行きたいと思い、いずれ失ってしまうものだから、早めに連れて行こうと思いました。

タウシュベツ橋

きっかけは、旅行雑誌の表紙にあったタウシュベツ川橋梁の写真を見たことです。
この写真を見たらみんな行きたくなるんじゃないかなと。その写真の風景にあこがれて行ったのですが、自分自身で、表紙になるような写真を撮るのはさすがに難しいですね。

タウシュベツ橋
ヒコシンラボが提案する旅の行程のなかに、こういったあまり知られていない絶景スポットなどを組み込みたいなと思って、日ごろから常にアンテナを張っています。連れて行った人も、その場所の写真を撮って、旅行後にまわりの人に自慢してもらえるような旅作りを心掛けています。

タウシュベツ川橋梁は相当な秘境で、アクセス面はちょっと大変です。
ヨイショと気合いを入れないとなかなか行けない場所かもしれません。だからこそ行ってみる価値はあると思い、旅の行程をうまく組んで、気持ちの面でも行きやすくする手助けをしたいと思っています。

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