今回も前回に引き続き、大人の修学旅行、稚内・利尻礼文編です!前回のブログをまだ見ていない方はこちらからご覧ください。稚内観光を終え、いよいよ北海道の離島へと向かいます。初めての礼文島、2度目の訪問となる利尻島です。なかなか行く機会がないかもしれませんが、おすすめの場所です。見どころをたっぷりご紹介します!
今回の旅のスケジュール
1日目 | 羽田空港→稚内空港出発 |
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稚内空港すぐで便利!ゴルフ@稚内カントリークラブ | |
HOTEL TRUNK WAKKANAI チェックイン | |
稚内の「最北端じゃない方」ノシャップ岬観光 | |
蛸しゃぶが絶品!夕食処「車屋 源氏」 | |
2日目 | 日本最北端の地「宗谷岬」観光 |
稚内港→礼文・香深港までフェリー移動 | |
絶景!レンタカーで礼文観光 | |
礼文・香深港→利尻・鴛泊港までフェリー移動 | |
アイランドインリシリ チェックイン | |
3日目 | 2度目の訪問!レンタカーで島一周、利尻観光 |
利尻空港→新千歳空港→羽田空港到着 |
礼文島と利尻島へのアクセス方法
まず初めに礼文島と利尻島へのアクセスについて少し。礼文島へのアクセスは船のみです。船は車を搭載するタイプのフェリーで、旅行客など人の移動用だけでなく、生活物資なども運んでいます。すなわち必要不可欠なインフラです。稚内港、それから利尻島にある鴛泊港と沓形港の計3カ所から船は出ています。利尻島へのアクセスは稚内港からのフェリーまたは飛行機で行くことができます。羽田空港からは、新千歳空港(ANA)か丘珠空港(JAL)を経由します。
初めての礼文島訪問
礼文島訪問の動機は、①日本の「主な離島制覇」の1島である、②昨年の利尻遠征で「宗谷地方」の情報に明るくなったことが理由でした。が、今回の2泊3日の行程において礼文島訪問を含むとその滞在時間は約4時間とかなり厳しい。もちろん、「礼文LOVE」になれば、礼文島だけを目的地にすれば難しい話ではないが、欲張りなわたしとしては「最北端稚内」「礼文島」「利尻島」の全部を一気に楽しみたかったのです。
いざ、稚内港から礼文島へ出発!
まず稚内港からフェリーに乗り込み礼文島へ向かいます。到着してすぐにレンタカーを借りましたが、3時間プランで燃料代込み。返却時の給油は不要のため時間をロスしませんので助かります。当初はサイクリングも検討しましたが、想像以上に島の南北は距離があること、さらには結構な勾配もあるため総合的判断によりレンタカーを選択。これは正解でした!
「ほっけみそ焼き定食」のミニうに付き
礼文島に到着するとちょうどお昼ご飯の時間だったのでレンタカー会社の方に昼食のオススメを伺いました。何が食べたい?と聞かれたので、もちろん「魚」と答えると、こちらの営業所から車で1分くらいの定食屋さんを紹介いただきました。コスパ重視で選んだのは「ほっけみそ焼き定食」のミニうに付き。
北海道のほっけは東京で食べているものと基本違います。たぶん、食べ比べたことのある方は同様に思ったことがないでしょうか?鰹のタタキも同様です(ここ最近は東京でも美味しいもの食べれます)。やはり海の幸は北海道がおいしい!
礼文島の北端は絶景
昼食を食べ終えて次に向かったのは島の北端。絶景が広がっていて、想像していた以上に時間を費やしました。でもなかなか訪れる機会がない島ですので「今回が最後かも」くらいの気持ちで絶景を眺め、撮影しました。
島の移動は、東側を海沿いに北上しました。濃いマリンブルーの中に時おりエメラルドグリーン的な色合いの個所が見れます。浅い場所です。これが太陽の光に照らされて見事なぐらいキレイです。
車を停めてまだまだゆっくり見ていたいところですが、時間との戦いでもあるので絶景を横目に見ながら次の目的地を目指します。
実は礼文島も名産、昆布
利尻の昆布は全国的に有名ですが、実はこちら礼文島も同じく名産なのをご存知でしたか?ブランドとしてはやはり「利尻」が上をいくかなと個人的には思いますが礼文の昆布もおいしいです。
レンタカーを走らせていると、ところどころ昆布を干す人や採っている人をみかけます。昆布があるから雲丹もいる。今回の訪問で知りましたが、礼文島は漁業の島なんですね。
礼文島最北端の地「スコトン岬」
マリンブルーの景色を見ながら車を進ませ向かった先は、礼文島の最北端「スコトン岬」。この日はあいにく見ることができませんでしたが、もっとお天気が良ければ遠くにサハリンを見ることができるそう。
奥に見えているのは「トド島」です。現在は人は住んでいませんが、昔はウニや昆布の漁業期間に、漁業者さんが住んでいたのだとか。
こんな標石も見つけました。昔にしん漁が盛んだった頃、漁業者ごとに境界線を設けて漁をしていたそうです。その際に目印になっていた標石なんだとか。もうにしん漁はされていませんが、鰊(にしん)と書かれたすこし変わった標石だったので、つい写真を撮りたくなってしまいました。
アザラシに出会える?金田ノ岬
次に向かったのは金田ノ岬。こちらはスコトン岬よりも少し南に位置しています。そのため、最北端とも言えない場所なのであまり有名な観光地ではないかもしれません。
でも実はここ、野生のアザラシが生息していて、運が良ければ出会えるのだそう。アザラシは岩に紛れているので、よく目を凝らして見ないと見つかりません。
肉眼で見つけることが出来るのか?残念ながら私の眼では発見できませんでしたが、先に来られていた旅人は発見できたようです。彼もはるばる東京都三鷹市から来られたようです。私も野生のアザラシに出会いたかった。
日本最北の空港、礼文空港
実は礼文島にも空港があります。かつては、稚内空港から礼文空港へと飛行機が飛んでいました。ただ離島特有の暴風により欠航が多く、2003年に定期便が撤廃され、現在は緊急時(病人を島外などへの搬送用)以外は使用されていません。誰もいない静まり返った空港でしたが、記念に寄り道しました。
礼文島から次の目的地、利尻島を眺める
最後は礼文島から見る利尻島の景色です。海上に浮かぶ山のように見えますね。これにて礼文島の観光は終わりです。2度目の訪問となる利尻島へ向けて移動します。
2度目の訪問、利尻島へ出発!
今回、利尻島へのアクセスは礼文島からのフェリーを利用しました。前回は丘珠空港からの飛行機なので島全景の見え方は異なります。空から見る利尻島も美しいですし、今回のように海からの全景は島自体が「海にそびえる巨大な山」として見ることが出来ます。現地に住む方も礼文島からの船から見る利尻島を絶賛されています。巨大な山が海に浮かんでいるようで、中心の利尻山は雄々しく、しかしながら山裾は美しくなだらかに。(個人的にはふもとの街並みが ぼやけて見えるぐらいの距離からが、「いとをかし」)
利尻島の宿泊:アイランドインリシリ
利尻島に到着したのが夕方だったため、そのまま送迎車を利用してお宿へ向かいました。今回の宿は「アイランドインリシリ」。島の西部に位置して沓形港からのアクセスは抜群です。夕陽が綺麗な宿としても有名で、私も自分の部屋から海に沈む夕陽を見ることができました。こちらのホテルは屋上にテラスを設けており、東に利尻山、西に礼文島や海に沈む夕陽を眺めることができます。お風呂は天然温泉で内湯が2つと露天が1つあります。内湯のひとつは昆布風呂で肌に良いそうです。露天は夕焼けの頃に入るのがおすすめです。写真はお風呂からの景色です。
ホテル付近には飲食店が多いので不自由しません。今回利用したお店では偶然にも「縁」がある人と出会いました。その方のおかげで十数年音沙汰が無かったかつての職場先輩とつながることができました。北海道の離島での奇跡です。
利尻島は島一周をレンタカーで
最終日は昨年同様にレンタカーを利用しての利尻島一周観光をしました。利尻島の観光はレンタカーが断然おすすめです。ドライブだけなら島一周に要する時間は約1時間半ぐらいです。もちろん今回は名所を散策したので約3時間かかりました。
白い恋人のパッケージ写真にもなっている「利尻富士」
オタトマリ沼からの絶景です。こちらは「白い恋人」のパッケージで有名なアングルです。沼の水面が波立たなければ”逆さ利尻富士”も見れるかもしれませんね。初めて利尻島を訪れる方は、なんといっても「利尻富士」鑑賞が一番の醍醐味でしょう。失礼ながら、利尻島での「基本」は利尻富士が大半を占めるはずです。眺めるもよし、登るのもよしです。オタトマリ沼のお土産屋では変わったソフトクリームも味わえるので是非立ち寄ってみてください。絶景との相性は抜群です!
利尻島限定!手作り乳酸飲料ミルピス
利尻富士鑑賞以外の観光として、ミルピス直売所へ行きました。旅行誌では必ずと言っていいほど、利尻島の名産として紹介されています。わざわざ取り寄せて飲むほどのものではないかもしれませんが、せっかく利尻島へ行ったら記念に飲んでみると面白いです。ペットボトル入りのものが販売されていてお土産にもできるそう。ちなみに、そのほかのお土産は昆布の品ぞろえが豊富ですが、他の魚介類の珍味がおすすめです。
まとめ
大人の修学旅行、稚内・利尻礼文編はいかがでしたか?宗谷岬訪問を第一に、最北端のゴルフ場(リンクス)でプレー。そして、昨年に引き続き利尻島と、せっかくなのでお隣の礼文島も行ってしまいましょう!的な発想からスタートしたちょっと無謀と思われた旅行も、なんとかスムーズに満喫することができました。次はどこへ行くのでしょう〜新しい旅もお楽しみに!