大人の修学旅行

【大人の修学旅行(7)~船に3回乗った旅~】熊本・長崎 後編

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今回は大人の修学旅行、長崎熊本後編!2泊3日の旅行中、合計3回も船に乗ったこの旅は、阿蘇の大自然を感じ、キリシタンの歴史を学び、イルカウォッチングをして?(後編でハテナの理由が明らかに!)、軍艦島観光をしてと盛りだくさんな旅でした。後編では、2・3日目に巡った箇所をご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでください!前編がまだの方はこちらから!
【大人の修学旅行(7)~船に3回乗った旅~】熊本・長崎 前編

今回の旅のスケジュール

1日目 羽田空港→熊本空港へ出発
おすすめスポット!「名水白川水源」
鉄道トンネル跡地「高森湧水トンネル」
ホテルアレグリアガーデンズ天草チェックイン
2日目 【船1回目】98%の確率で野生のイルカに出会える「イルカウォッチング」
【船2回目】フェリーが便利!鬼池港(天草)〜口之津港(島原)へ移動
世界文化遺産!「原城」
雲仙岳の絶景が楽しめる「島原城」
長崎市内ホテルチェックイン
3日目 【船3回目】まさに異世界!「軍艦島上陸クルーズ」
長崎空港→羽田空港に到着

野生のイルカに98%出会えるイルカウォッチングツアー

2日目の朝はホテルで朝食を済ませてからイルカウォッチングツアーに参加しました。天草には300頭もの野生のハンドウイルカが生息しており、イルカに出会えるツアーはとても人気です。人数に合わせて14人〜50人定員の漁船やクルーザーに乗船し、出航から15分ほどででイルカに出会えるスポットに到着します。

大きなクルーザーだとイルカが逃げてしまうので?と思ってしまいますが、イルカは人懐っこい性格をしているので、大きなクルーザーで近づいても、喜んで飛んだり跳ねたりパフォーマンスをしてくれるそうです。

2%の確率でイルカに出会えない場合も…

そんなイルカウォッチングツアーですが、2%の確率で出航したけれどイルカに出会えないこともあります。そんな場合は、滞在中ないしは後日天草を訪れる際に利用できる無料乗船券がもらえるんです!無料乗船券の写真があるということは、、、そうです、今回の旅では残念ながらイルカに出会うことができなかったのです。これがハテナの理由でした。いつか必ずリベンジしたいと思います!

鬼池港(天草)〜口之津港(島原)へカーフェリーで移動

天草でイルカウォッチングツアーに参加したあとは島原へ移動します。移動手段はカーフェリー!現在は新型コロナウイルスの影響もあり1日7便ほどの運行ですが、天草から島原まで30分で移動することができます。デッキ席もあるので、海風にあたりながら綺麗な景色を楽しんでいるとあっという間に島原に到着です。

「島原・天草一揆」の舞台 世界文化遺産「原城」

島原に到着後は原城へ向かいました。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のうちのひとつである原城は「島原・天草一揆」の舞台であり、かつてキリシタン禁教政策がすすめられていた日本で、密かに信仰を続けていた約2万数千人ものキリシタン達がここに立てこもっていたと言われています。

一揆ののち、再び反乱が起きることを恐れた政府により原城は破壊されてしまったため、現在はその姿を見ることはできませんが、別名「日暮城」と言われるほど美しいお城だったそうです。

見どころは、キリシタン遺物が多く発見されている本丸跡、海を見つめる3体の石像などです。(「写真提供:(一社)長崎県観光連盟」)

周辺観光①有馬キリシタン遺産記念館

原城周辺にはキリシタンの歴史を学ぶことができる「有馬キリシタン遺産記念館」があります。ぜひ原城と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。日本100名城スタンプもここでゲットできますよ!

周辺観光②原城温泉真砂

また世界遺産では珍しく、原城には温泉施設「原城温泉真砂」が隣接しています。「原城温泉真砂」では、日帰り入浴や昼食をとることもでき休憩ポイントとしておすすめです。また、原城へは車を乗り入れることができないので、ここの駐車場を利用します。レンタサイクルもあるので、ぜひ原城観光に利用してください。

安土桃山時代の建築様式が取り入れられた「島原城」

原城を観光したあとは、車で約45分の場所にある「島原城」へ向かいました。島原城は小高い丘に建っており、櫓を要所に配置するなど安土桃山時代の建築様式を取り入れたお城です。城築して250年間居城として活躍した島原城ですが、明治維新によって一度は廃城となり民間に売却されました。しかし、1964(昭和39)年に再建され、現在はキリシタン資料館などを館内に設け島原観光の名所となっています。

島原城を散策していると、首から十字架を下げ、祈りを捧げる天草四郎の像を見つけました。城内には、この像をはじめとした大小70以上の彫刻作品があり、文化勲章を受賞された北村西望先生の作品です。

また、わたしが訪れた日はあいにくのお天気だったのですが、晴れていると島原城からは雲仙岳の絶景が見渡せます。絶景です。

異世界!軍艦島上陸クルーズ

島原観光を終えて、長崎へ移動し市内ホテルに宿泊。最終日に向かったのは「軍艦島」です。2015年に世界遺産登録がされ、観光地として有名になった軍艦島。正式名称は端島(はしま)ですが、軍艦「土佐」に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになりました。良質な石炭が豊富に採れたことから栄え、人々は一攫千金を狙って軍艦島に移り住みますが、石炭から石油へ主要エネルギーが変化していったことで昭和49年に閉山し無人島になりました。

軍艦島上陸にはツアーへの参加が必須!

軍艦島観光ですが、軍艦島の周りをクルーズする周遊ツアーと船から降りる上陸ツアーの2つがあります。せっかく軍艦島へ行くなら上陸ツアーに参加して軍艦島の様子を間近に感じていただくことをおすすめします。上陸にあたっては軍艦島での安全を確保するための誓約書へのサインが求められたりと厳密な上陸基準が設けられていますので事前にチェックしてから参加しましょう!

いざ出発!

もろもろの手続きを終えていざ出発!と、長崎港にはこんな立派な船もとまっていました。出港前からワクワクします。

この日のツアーはマルベージャ3という船で30〜40名の方が一緒にツアーに参加しました。いよいよ軍艦島に向けて出発!長崎港から軍艦島までは約30分のクルーズです。移動中の船内もアナウンスや映像が流れているので飽きることがありません。

垣間見える当時の生活

いよいよ軍艦島上陸!東京の9倍もの人口密度だったと言われている軍艦島。学校や病院はもちろん、映画館やパチンコ店などの娯楽施設もあり、島内での生活は何一つ不自由がなかったそうです。日本最古と言われている鉄筋コンクリートで造られた7階建てのアパートは今も残っていて、本当に人が住んでいたんだと驚かされます。

まるでSF映画の舞台に自分が立っているかのような感覚になる軍艦島。軍艦島はぜひ上陸ツアーに参加して、この異世界を実際に感じて欲しいです。

まとめ

2泊3日にわたる熊本〜長崎の旅をお届けしましたがいかがでしたか?あいにくのお天気ではありましたが、陸路だと何時間もかかる行程も船で移動すると時短になって船移動って便利だなと思わされる旅でした。いつかイルカウォッチングのリベンジをするときには今回の行程だとちょっと大変なので、羽田空港から福岡空港を経由して天草空港までダイレクトに行く方法を検討したいと思います!最後までお読みいただきありがとうございました!

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